今回は、グローバル人材紹介を利用して自動車塗装設備メーカーから内定をいただいた中国出身の外国人留学生Dさんにインタビューをしました!
Q、日本に留学しようと思ったのはなぜですか?
2つ理由がありますが、1つは学部2年生ぐらいの時に日本アニメに興味を持ったことです。2つ目は学部の卒論を書く時に、今の大学院の教授の論文を読んだことがきっかけとなりました。元々修士進学も考えていましたので、今の教授のもとで研究をしていきたいと思い、日本留学を決心しました。
Q、日本語をどうやって勉強しましたか?
日本語の本格的な勉強は大学を卒業してからでしたが、来日前から趣味のアニメやドラマを見続けて、無意識的に聴解力を身に着けました。読解力や文法は日本語学校の授業をかなり集中して受けていたことが大きかったと思います。そして、会話力はやはり日本人と直接コミュニケーションすることが大事ですので、アルバイトをしながら、よく使う言葉であったり、話の状況というか雰囲気を読む力や、会話力、コミュニケーション能力を高めました。
Q、なぜ日本で働きたいと思いましたか?
職場環境が整っている日本企業が多いため、長期的に働くことができると思ったからです。また、来日してから、関西で3年半ほど過ごしていますが、やはり快適ですし、プライバシーを尊重する雰囲気が良かったからです。他の地域はわからないですが、関西の人は皆さん親切で、日本語が上手じゃなくても住みやすいと思ったことも日本で働きたい理由の1つです。
Q,「グローバル人材紹介サービス」を利用したきっかけを教えてください。
何社からか面接不合格の連絡をもらって、すごく悲しくて落ち込んでいた時に、グローバル人材紹介からのメールが届いたのですが、「留学生を積極的に募集している」とのことだったので、利用してみたいと思いました。
Q,「グローバル人材紹介サービス」を利用していかがでしたか?
企業の重要な情報を教えてくれたり、自分がわからないことについては、自分の代わりに人事に確認をして、具体的で細かい部分までアドバイスしてくれて、就活の過程でとても助かりました。
Q,「グローバル人材紹介サービス」のどこが1番よかったですか?
面接前に実施してくれた対策面談では色々な準備ができて、一番役に立ちました。また、夜遅くにメールをした時もありましたが、返信が早かったことにも感謝しています。
Q, 内定先の企業ではどのようなことをされる予定ですか?
研究開発職に配属になる予定で、業務内容は塗装設備の改善方法を学んで、お客さんのニーズに応えるために、他の部門とコラボして、設備性能を向上させたり、効率化を図っていく仕事となります。
Q, 改めて就職活動を振り返ってみていかがでしたか?
2023年の7月にインターンに参加して、企業エントリーは2023年12月ぐらいから始めましたが、インターンを始めてから今日まではすごくしんどい1年間でした。外国人なので適性検査も難しいし、最初は時間が足りなくて、慣れるまで1〜2か月かかったりもしました。面接も最初は緊張してましたが、20〜30回ぐらい面接を経験したら緊張も解けてきて、回答もうまくできるようになってきました。すごくしんどいですけど、自分の成長に役に立ちました。
Q, 適性検査を克服した方法について教えてください
適性検査は時間が重要ですね。数学は読み解かなくてもいいので大丈夫ですが、長文読解などは読むことに時間がかかりますので、文章の細かい部分までいかなくとも、大体の内容を掴んで、問題を読んで、答えを探す練習をしたりしました。
Q,最後にこれから就職活動をする外国人留学生の方に伝えたいことはありますか?
留学生として、就活は難しいですけど、いい仕事を探せる可能性は十分にあります。そこで、一番大事なことは、就活のやり方だと思います。自分で1から始めてしまうと時間や努力が無駄になることもありますので、経験者から就活のやり方を学んだり、流れを把握したりすることが大事だと思います。